今回は「福小町 特別純米生原酒」を飲んだ感想です!
こちら、秋田県の木村酒造さんで製造されている酒になります!
秋田と言ったら美人。
美人と言ったら小町。
擬人化したらめっちゃ美人で人気が出そうな酒と思いましたね 笑
しかし実はこの福小町、なんと元々は「男山」という名前だったそうです。
まさかの女じゃなかったんですね。
しかし明治14年、明治天皇が秋田県雄勝郡湯澤町(現湯沢市)に訪問された際に、この酒は変わります。
明治天皇が湯澤町を訪れた際、侍従の方が木村酒造さんに宿泊され、その時に「男山」を飲まれたそうです。
そしてその際、この「男山」の甘くてやさしい香味を賞賛され、男山というよりも女性的な印象を受けられたことから、この「男山」に「福娘」という名前を授けられたということです。
いやぁ。まず、酒の名前をいきなり変えられるその権力に驚きですね 笑
そしてこの「福娘」は後に、世界三大美人の一人、小野小町生誕の地として知られる湯沢にちなんで「娘」が「小町」となり、現在「福小町」と呼ばれるようになったということです。
天皇家の豪快エピソードをきっかけに、まさかの男から超絶美女に生まれ変わるという、なかなか面白い所以の酒ですね! 笑
男から女に生まれ変わるきっかけとなった、甘くてやさしい香味。
それがどんな味なのか。
期待が膨らんできたところで、
そろそろ味の感想書いていこうと思います!
では、味の感想。まずは香り。
華やかな香りがします。そして香りの強さはかなり強い方です。
口当たりは炭酸のような刺激はあまりないですが、ヒリヒリした辛さが少しあります。
また、爽快な感じというより、濃厚な口当たりです。
味はというと、甘さ、苦さの主張があり、酸味が少し控えめといった感じです。ただ、やや苦さが強い感じがします。
また、口当たりだけでなく、味も濃厚で、旨味が強い感じがします。
後味はキレがいいというより、比較的残る方で、最後には苦旨さと華やかな香りが口の中に残る感じがします。
味を数値化すると、
甘さ: 4、辛さ: 3、苦さ: 5、酸味: 2
といった感じかと思います!
甘さ、苦さ、酸味ともに主張があり、味も濃いので、料理に合わせるのであれば、同じく味の濃い料理が良いかなと思います。
個人的には、豚の角煮、生姜焼き、煮付け、焼き鳥などと合いそうな気がしました。
なんとなく、甘辛い定食のメインになりそうな料理と合いそうなイメージですね。
ぜひ参考にしてみてください!
酒の名前を変えられる程の人間になりたい