信州・北陸放浪開拓の旅の記事4つ目。今回はお店紹介。
紹介するのは富山県富山市にある「ぎんぎょ伍式」さんになります!
厨房に立つ料理人の皆さんの経歴が、フレンチ、イタリアン、中華、和食etcとグローバル。異なる経歴の異なる技と知識が合わさることによって生まれる創作料理が特徴の居酒屋さんです!
どんなメニューがあるかというと、
富山の新鮮な海鮮を使った料理から、季節に合わせたメニューが並びます。
日本酒のメニューはというと、
富山の地酒から、全国の地酒まで豊富に取り揃えられています!
食事のメニューの注文。
刺身盛は必ず提供されるのだそうです。
店員さん曰く、季節の料理がオススメということでしたので、季節のものから、秋のパーフェクトサラダ、アオリイカの天ぷらを注文。
あとは個人的に気になった、鱧と梅の冷製茶碗蒸し、出汁巻、甘エビカレーライスを注文しました。
日本酒は富山といえばということで、富山の地酒から羽根屋純米大吟醸翼を頂きました。
まずはお通し。
「なにこれ?」
そう思われた方、たくさんいらっしゃると思います 笑
さすが創作料理の居酒屋さん。初手から何かわからない料理がきましたね 笑
こちら、 “地たこのすり身揚げ” という料理だそうです。
味はたこ焼きを彷彿とさせる感じで、食感もたこ焼きのように、外はカリカリしていて中はとろとろ。ただ違ったのは、食感にプラスでもちもち感がありました。
一言でいうと、新感覚のたこ焼きといった感じですね。
続いて刺身盛が到着。
安定の美味しさ以上に美味しい!
私たちが知っている刺身の美味しさ通りの美味しさだろうという予想を超えてきます。
続いて、アオリイカの天ぷらが到着。
天ぷらの理想像、外サクサク中ふわふわな感じです。
一口目を食べた瞬間にアオリイカから「どうだ旨いだろ?二口目我慢できるか?いやどうせできねぇだろ?」と煽りを受けた気がしましたが、その煽りに抗うことなどできず、かき込むように頂きました。
“やめられない止まらない” はカッパえびせんだけじゃない。ここにもあったということです。
しばらくすると、鱧と梅の冷製茶碗蒸しが到着。
口に入れた瞬間に和風の出汁の旨味・香りが緩やかに大きく広がっていく感じです。
滑らかな食感もあって、旨味が濃く残る感じでした。
冷製茶碗蒸しと時を概ね同じくして、出汁巻も到着。
とろとろふわふわの理想的な食感に、少し薄めの優しい出汁の味の出汁巻でした。
出汁の味より卵の味の方が強い感じで、出汁が卵の味を引き立てているようでした。
口の中を優しい味で包んで中和してくれます。
続けて、秋のパーフェクトサラダも到着。
入っている具材が、ベーコン、栗、蓮根、レタス、トマト、ナスまでは分かったんですけど、白いのが全然わからなかったです。
聞くと、鱧やイカなどの魚介類のすり身なのだそうです。
美味しい上に面白い。
魚介だけに…目から鱗ですね。
そしてラスト、甘エビカレーライスが到着!
スパイスが効いている、辛い本格的なカレーです。
エビカレーなのかカレーエビなのか分からない、どっちも主役な感じ。”今日から俺は” の三橋、伊藤のような感じ。お互いが個性を剥き出しにしつつ調和している、そんなカレーです。
フレンチのアメリケーヌソースの技を駆使し、二千尾の甘エビの殻から出汁を摂って作られたカレーなのだとか。
人生で食べたエビのカレーの中で一番エビの味がしたかもしれません。
最初から最後まで、提供される料理がその料理の理想系を踏まえながらも創造性に満ち溢れたものでした。
お腹も心も大満足。
“ぎんぎょ伍式” さん、ありがとうございました!