本日の酒は「羽根屋 煌火」です!
富山県の富美菊酒造で製造されている酒になります!
先日海鮮料理屋さんに行った際にいただきました。
海鮮といえば富山をイメージする方は多くいらっしゃると思います。かくいう自分もそうです。
鰤、ホタルイカ、白エビなど、新鮮な海鮮料理の宝庫の県ですね!
海鮮料理を食べていたこともあって、海鮮の宝庫富山県の酒を頂こうとなった感じでした!
さて、羽根屋の由来の話。
羽根屋の名前の由来は、古くからの屋号(※ 富美菊酒造代々当主の苗字である「羽根」からきているという話もありました)と「翼が飛翔するが如く、呑む人の心が浮き立つような日本酒として存在したい」という想いから名付けられたそうです。
日本酒界のキャプテン翼とでも言いましょうかね。
羽根屋は、富山の名水・常願寺川水系の天然水を使用し、手間のかかる伝統的な手法を用いて生産されています。
また、品質にこだわり、「中汲み」という最良の部分だけを使用して製造されているため、製造量を拡大することができず、少数限定品となっているそうです。
職人さんの妥協を許さない姿勢によりこだわり抜かれた酒ということですね。
そして、 そんな職人さんの姿勢により、まさに翼が飛翔するが如く、羽根屋は今尚進化し続けているということです。
ちなみに煌火のラベルの裏には、
「夜空を彩る花火の艶やかな煌めき(きらめき)のようでいて、海のように優しく包み込む。」
と、枕草子の夏の部分を現代風にしたような一言がありました。
四季を感じるだけで旨い、日本酒という飲み物らしい風情ある言葉ですね!
もうすぐ夏も終わりですが、夏の最後に煌めきを与えてくれると思います!
さぁ、僕の口の中に煌火を灯してもらいましょうか。
味の感想に入りたいと思います!
まず香り。
冷やの状態ではそこまで強く感じません。吟醸らしく、タイプは華やかです。
口当たりは淡麗な感じですが、少し辛さがあります。
味はというと、甘さと苦さが強く、強さは同じくらいです。
ただ、感じるタイミングが違って、口に入れた瞬間は甘いですが、後から苦さが追いついてくる感じです。
酸味は控えめで、甘さと苦さの影から顔を出すような感じ。
後味は、ヒリヒリするような痛覚を刺激する感覚があり、いわゆる辛い感じです。ただ、辛さはそこまで強くはありません。また、少しキレがあり、飲み込んだタイミングで口から味はスッとなくなる感じです。
味を数値化すると、
甘さ: 4、辛さ: 3、苦さ: 4、酸味: 2
といった感じです!
個人的に調理工程で砂糖が入る煮付けのような魚料理を除いて、甘い酒と魚料理は合わせたくないです。煮付け以外ですと、魚は刺身や塩焼きにされるイメージがありますが、塩や醤油のような塩分強めの調味料につけられることはあっても砂糖がつけられることはないと思うからです。ただ、この酒はそんな僕でも、煮付け以外の魚料理とも合わせられると思いました。甘さが強いが、苦さと相殺され、キレもあるからです。
もちろん、肉料理とも合わせやすいと思います。
食中酒としてかなり万能なタイプと思います。
毎日の食卓を彩ってくれる一本かと思いますよ!
翼が飛翔するが如く、私は酒道を翔ける