入口日本酒加賀鳶 藍

加賀鳶 藍

日本酒
石川
純米大吟醸
加賀鳶_純米大吟醸_藍

本日は「加賀鳶 藍」の紹介です!

こちら、石川県の福光屋さんで製造されている酒になります!

普段買い物でよく行く百貨店があって、そこでよく見かけてずっと気になっていたんですが、今回思い切って買ってみました!

私 sidsyd が一度は宿泊してみたいと思っている、同じく石川県の日本一とも称される旅館「加賀屋」さんと同じく、「加賀」の単語が入っていたのも気になったところでした!

藍色のラベルがなんとも妖艶な感じで目を惹きつけられたりもしましたね!


突然ですが、「加賀鳶」という単語の意味、ご存知でしょうか?


調べてみたんですが、加賀鳶とは「江戸時代、加賀藩前田家が江戸藩邸で召し抱えておいた高所作業を得意とする鳶職人で編成した火消し」なのだそうです。

喧嘩っ早く、威勢の良い、賑やかな集団だったと言われている一方で、装束が美しく、火消しの技は天下一品の勇ましく粋な集団だったとも言われているそうです。

どことなく、時代劇のモデルになりそうな集団だと思いましたが、事実、「盲長屋梅加賀鳶(めくらながやうめがかがとび)」という加賀鳶を題材にした歌舞伎の演目が明治初期に上演され、「明治期の江戸生世話物狂言の傑作」と言われる程ヒットしたそうです。


話は日本酒に戻りますが、日本酒の加賀鳶のコンセプトワードは「粋」だそうです。

まさに、粋の良い集団だったと言われている火消し・加賀鳶にピッタリなコンセプトですね!

今回はそんな、粋な火消し集団・加賀鳶の名を継ぐ、「加賀鳶 藍」を飲んだ感想を書いていきます!


では味の感想、まず香り。

なかなか香り高いです。香りの強さは強いと思います。

そして、香りは華やかな感じです。

口当たりはというと、めちゃくちゃあっさりしていて、めちゃくちゃ淡麗な感じがします。

まるで「いろはす」の日本酒味を飲んでいるかのような感じです(例え下手でしたらすいません 苦笑)

口内を刺激するような辛さも少なめです。

味はというと、一言で言うと、甘さ、酸味、苦さのバランスが良い感じです。

強いて言えば、苦さが少し高めなのかなと思います。

後味はキレがあり、ほんのり口に苦旨さが残る感じです。

味を数値化すると、

甘さ: 1、辛さ: 1、苦さ: 3、酸味: 2

といった感じかと思います!

感想で、「キレがある」と書きましたが、福光屋さんでは、コンセプトワードである「粋」を表現するためにキレを最も大切にされているそうです。

まさにその通り、キレの良さが明確に感じられる酒でした!

また、口の中のクドさを流して沈めるかのような淡麗さに、どことなく、止めどなく燃え盛る炎を沈める火消し・加賀鳶の火消しの巧な技を感じた気がします。

加賀鳶 藍」は淡麗でスッキリしていると言われる純米大吟醸の酒なので、どちらかというと、火消し・加賀鳶の豪快な一面より、繊細な一面がより表現されているのかなと思いましたね! 笑


最後に料理に合わせる場合ですが、味が淡麗で主張も強く無いので、どっしりした料理や味の濃い料理と合わせようとすると、料理の味に「加賀鳶 藍」の味が負けてしまうかなと思います。

勿論、料理の味の邪魔をしないという意味では、色んな料理に合わせやすいと思いますが、個人的には、あっさりしている食べ物に合わせる方が、料理と「加賀鳶 藍」両方の味を楽しめてオススメかなと思いました。

例えば、刺身、焼き魚、漬物、煮物のような、和食や懐石料理につきそうな料理に合いそうかなと思います!

良かったら参考にしてみてください!

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加賀鳶のラベルの背景の絵は「雲と雷」をモデルにしたロゴなのだそうですが、加賀鳶連中の心意気と地酒の力強さを表しているそうです!

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自己紹介

sidsyd

旨い日本酒を探し求め、旅をする冒険家であり、日本酒の魅力を世界に広める伝道者。

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