本日の酒は「七賢 絹の味 純米大吟醸」です!
こちら、山梨県の山梨銘醸さんで製造されている酒になります!
酒道初の山梨の酒です!
ラベルを見た瞬間に、七賢っていう名前がドラクエ 8 の七賢者を彷彿させるので、ドラクエファンとして気になりましたし、絹の味っていうのもどんな味なのか気になりましたね。
さて、そんな気になる七賢の由来は、1835年に遡ります。
当時の蔵元・五代目の北原伊兵衛延重が、母屋新築の際に、御用を勤めていた高遠城主内藤駿河守より、竣工祝に「竹林の七賢人」の欄間一対を頂戴します。これが現在の酒名「七賢」の由来となったということです。
「竹林の七賢人」というのは、中国晋の時代に、俗世間をさけて山中に隠遁し、礼節を捨てて竹林に会し、哲学的な談話(清談)に明け暮れたといわれる七人の隠士、
・阮籍 (げんせき)
・嵆康 (けいこう)
・山濤(さんとう)
・王戎(おうじゆう)
・向秀(しようしゆう)
・阮咸(げんかん)
・劉伶(りゆうれい)
のことを言います。
彼らは清談の際、酒を飲み、琴を弾いたともいわれます。
七賢は「竹林の七賢人」の名と共に、清談で酒を飲み交わした「竹林の七賢人」のエピソードも継いでいるのかもしれませんね。
絹の味は、柔らかな口当たりと上品な華やかさで料理を引き立てる食卓の大吟醸、だそうです。
「竹林の七賢人」の名とエピソードと共に、今回は絹の味を楽しみたいと思います!
ではそんなわけで、味の感想に入っていきます!
まずは香り。
華やかな香りが漂います。強さも強いです。
口当たりは円やかと淡麗の中間といった感じで刺激は少ないです。
味はというと、甘さ、苦さ、酸味のバランスが良いですが、強いて言えば苦さが強い感じです。
また、味がしっかりしていて、いわゆる旨味が強い感じがします。
後味は苦旨さが少し残る感じです。
味を数値で表すと、
甘さ: 1、辛さ: 1、苦さ: 3、酸味: 2
といった感じです!
甘さ、苦さ、酸味など、際立った味覚があると、人によっては例えば「甘い酒を料理と合わせられる人」もいれば、逆に「甘い酒を料理と合わせられない人」もいたりで、意見が割れたりすると思います。
ただこの酒は、全体的に味のバランスが良く、強いて言えば苦さが少しだけ強めな感じのお茶のような味覚のバランスにも近いと思いますので、多くの人が料理に合わせやすいと感じると思います。
また、適度に旨味が残るので、料理と日本酒の味両方を楽しみやすいと思います。
個人的には、和食であればほぼ例外なく合わせやすいと思いました。
ドラクエ 8 の七賢者も「竹林の七賢人」が元となっているのでしょうか。